遺跡−雑記帳



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受験勉強中のボヤキ。  ..晴天
 
 一般に、説明という行為は他者に知覚を与えるが、
その行為が如何に巧みであろうとも、
説明によって他者に感覚を与えることはできない。
これが、知覚と感覚との絶望的な差違である。


そういえば、
アイデンティティーの対義語たるものは存在しないのだろうか。
アイデンティティー・クライシスという言葉はあるが、
自己不確定性という言葉は明らかに造語の域だよな。
(そもそも、同一の対義語を上手く見つけられていない。)

尤も、アイデンティティーを「主体性」と訳すのならば、
その対義語は「客体性」と言ってしまえば良いのだろうが。
しかし、「客体性」なんていう三字熟語は無いか。
今、変換してみて出てこないことから気付いた。
しかしまぁ、客観性でも、この場合は○。

けど、主体と主観って微妙に違うよな。
じゃあ、客体と客観だって混同して考えては駄目か。
よし、好い加減な考えは止めよう。

〔補足〕
ウィキペディアで検索したら一発で出てきました。
同一性の対義語は、差異性だそうです。


さてと、何故いきなりこんなことを言い出すのかと言うと…
最近、私は少しばかり悩んでいる…というか、
疑問に思っていることがある。

それは、自我(エゴ)の覚醒について。

やはり年齢の問題なのだろう(と思いたい)が、
私は今でも「自分って何?」と思うときがある。

こんなことを言うと、
まるで自分の拙さを公表しているようで、
青臭いと思われるのは悔しい上に恥ずかしいが、
事実なので反論は出来ない。思ってもらって構わない。

思春期を終えた人から見れば、
やはり、これは「年齢的な問題だ」という点には、
賛同いただけると思う。
(ただし小さな因子は除き、要因についてのみ考えた場合である。)

話を戻すが、一般に、人間は思春期に自我を覚醒する。
(この辺りの知識は大変好い加減なので突っ込みは大歓迎。)
中高生という年齢が不安定だと思われる理由は、
正にその自我を形成している最中だから、と言えよう。

そこで、話をより具体化すると、
私は現在高校受験生…つまり、中学3年である。
…改めて言うと、「私はガキだ」と公言したようで恥ずかしいが、
まぁ事実なのだからしょうがないし…。

ここでもう一つ認識しておいてほしい事実は、
中三の私を取り巻く主な環境は、中学校及び家庭であり、
主に関わりのある人間は、
同級生である中三生と、教科担当及び担任、そして家族である。

さて、「自分って何?」な私の周りには、
同じく「俺たちって何なんだ?」という中三連中。
「君たちをこう指導しよう」という教師陣。
「あなたはこう育ちなさい」という家族。

…と、よくよく考えてみれば、
このままではアイデンティティー・クライシスになりかねないんじゃ?
…まぁ、杞憂だろう……と思いたい。

で、話を戻すと、私は学校で(主に休み時間とか)
友達と雑談して騒ぐというよりは、
1人でボォ〜っとしている部類の人間だ。
特にそれは珍しいものでもない。

そして私は、ふと考えるわけだ。
此処でこうして騒いでいる中三生たちは、
もう自我が覚醒しているのだろうか、
と。

その問いに対する解答が難しい理由は、
そもそも「アイデンティティー」というものが、
言葉では説明し難いからだ。

理詰めで考え、自分に知覚させることが難しい。
これに限っては、感覚することしか不可能だ。
そうして理解するしかない。自己同一性を。

とすると、他人についての自我の覚醒の有無など、
到底私の知り得る範囲内では無いのだ。

そこで、私がどれだけ思考しようとも、
生み出されるのは仮説のみとなる。
仮説は定説と違い、1つの事柄に対して何通りも存在する。

その結果、無限とも言える可能性が私に不安を与える。
もし、皆の自我が覚醒しているとしたら…
そうやって焦燥感を感じるわけだ。

いや、別にだからと言って焦燥感を感じる必要はない。
それは尤もだ。正論である。
しかし、私は未だに、己に同一性を見出せていない。
言い方を変えれば、
中途半端に自我が覚醒してしまったのかもしれない。

まず、学校と家庭との、いわゆる「性格」…
自分のキャラの違いに、自分自身が一番圧倒させられる。
二面性なんて誰にでもあって当然だが、
私の場合は…「二面性がある」という上に、
「何も無い」といった感覚がある気がする。

学校と家庭での自分の違いは認識しながらも、
学校でも家庭でもなく、「独り」の自分を想定すると、
そこには「何も無い」。
空虚であり、虚無という表現がこの上なく似合う。

夢=やりたいことを見つけられたのは、
「あの人」に刺激されたから。
共感できずに辛い気持ちになるのは、
「学校のみんな」と関わるから。
主観を押しつけられて苛々するのは、
「家族」に干渉されるから。

こう考えると、私が「自我」だと認識しているものは、
全て他者が存在して初めてそこに現れる、
恒常的連結に過ぎないのではないか。

こういった経緯を経て、結局は「自分って何?」に帰結する。

そんな無限ループ。
同一性という絶対的なものが無いから、
相対性によって構成される仮初の自我に嫌悪感を抱く。

これだけ悩みの根源がはっきりしていて、
それでも悩む私は相当頭が悪いとしか考えられない。
ここ笑うトコ。

う〜ん…何かぐだぐだー。
…うん。また加筆&修正しよう…。
..2007年11月11日(日)  No.296



My small dream in the future.  ..晴天
 
 I love you like you love me.

お久しぶり。生きてます。
話題がありすぎて書く気がおきないので…

英作文コンテストの練習として
「将来の夢」について書いた英作文を恥さらしとして乗せときます。
テーマに対して多いに悩んだ末、受け狙いでいくことに決行。
その結果、かなり恥ずかしい文章になりました。
1000%冗談です。本気にしないで。

"My small dream in the future."

I have a small dream. It is to be a good bride. All girls dream of that once. I think it is a very cute dream. How about you?

Please imagine. I will marry someone someday. And start my married life. That makes me happy. But I have another way to be more happy. It is to give happiness to my husband. Oh, he is my prospective husband of course. His happiness makes me happy. So I want to be a good wife.

Then, I will explanation concretely about that. If I marry in the future, I get up earlier than my husband every morning. And I cook breakfast to him. When he got up, I say "Good morning." with very nice smile. I hope that it makes him happy.

I say again. "His happiness makes me happy.". I want to love him very much for that purpose. Oh!!but I have to find the "Him" first. Marriage is after that. But I may have already found the "Him". It is secret.

"Ran Yumesaki"

これ、明日英語の先生に提出するんだけど…
どこをどう突っ込んでくれるか楽しみだな。
..2007年11月4日(日)  No.295



自己と云う柩の中  ..晴天
 
 言葉を隠すなら、言葉の中に隠せ。

例えば、小説なんかでも、
物語を始めるのはどんな素人でも容易にできるが、
それを終わらせるのは相当難しい
ってよく言いますよね。

数学の世界なんかだと、
直線でも円でも、全てはの集合体であり、
その細かい点の羅列によって、
直線や円という図形が作られるって言いますが、
それを人間の行動と照らし合わせると、
どうも「点」の時点で終わっていることって多いですよね。
なかなか、直線だの円だのを描くのって難しい。

長い前置きですが、結局のところ何が言いたいかっていうと…

私は物事を続けるのが大の大の大の苦手です。


日記なんて、書きたい日にしか書かないし。
勉強だって、やりたい時にしかやらないし。
…ってことで、うだうだ言ってましたが、兎に角お久しぶりです!

暫く病んでましたが、徐々に復活してきてます。
保健室にも行っちゃいましたし、部活もズル休みしましたが、
多分もう大丈夫だと思います。
また壊れちゃうのかと思ったけど、杞憂でした。…と思いたい。

何かね。最近ね。
人と話すときに自然に言葉が出てくるようになった。
…うん。良かったよ。良い方向だよ。
ありがとう。いろんな人にいろんな感謝をしてます。

好きにはなれなくても、
みんなの良いところを見つけることなら出来るから。


「自分はみんなとは違う」とか、
そんな捻くれたガキみたいなことを言い張って、
そうやって自分から疎外されることを望み、
排他的な態度を取ってたら、
存在自体が害である無能と大差ないですからね。

「高校行ったら強制的に変わらなければならないだろう」
っていう予感を抱いたから、特に。
変化を大事にしていかないとなぁって自覚させられました。
うん。停滞からは抜け出したいと思うよ。
意義とかそういうの関係無しで。
余計なことは考えずに、とりあえず単純にやってみようと思うよ。

閑話休題。
久しぶりに勉強の話をします。

10月15日から、私の受験勉強は始まったと思ってる。
まず、親を呼んで話をした。
あの高校に行きたい理由。ある大学に行きたいこと。
まだ、大学の名前は伏せたけど…。
「物理がやりたい」っていうことは言っといた。

私の目的意識について、親に分かってもらったあとは、
これからの受験勉強法を説明した。
「この問題集使って、こういうふうにやってく〜」みたいなこと。
教科別に「何が(どんな能力が)足りていないか」なども説明。
自分で考案したその補強方法も聞いてもらった。

それと、時間確保の件で悩んでたから、
その相談に乗ってもらったりもした。

で、10月16日から、勉強のスタイルを変えた。
スタンスは基本的に変えない方向。
今までと同じスタンスで、スタイルだけを改善してみた。

以前は1日平均3時間だった勉強時間が、
16日以降は平均5時間ぐらい取れるようになった。

まぁ、最近は文化祭目前ということもあり、
多忙のための疲労(肉体的&精神的)が重なって、
平均4時間…下手したらもっと少なくなってきているかもしれないが。

とりあえず、コンディションが良ければ、
毎日5時間の勉強も容易である。太字重要。

今は、能力を付けるための勉強をして、実力を蓄えているが、
ある程度、波に乗ってきたら、
今度はスタイルはそのままで、スタンスの方を切り替えようと思う。

具体的に言うと、「能力を付ける勉強」から、
「入試対策の勉強」に変える
ということだ。

入試なんて点取りゲーム。
自分で作った攻略法に沿って、攻略していけば良い。
過去問を解いて、攻略法を見出す。
あとはひたすら、経験値を稼ぐ。

今の時点では、とりあえず「能力強化」に重点を置いています。
ですが、「入試対策」にも少しは取り組んでおきたい。
ですから、平日は能力強化、休日に入試対策、
っていうアバウトなスタイルを決めています。
必ずしも、そうはいかなかったりしますが。

そろそろ私立の入試対策を本格的に始めないとな…。
過去問を丁寧に解こう。
…んー…私立の受験校の数を増やすかどうか悩み中。
併願校にもレベルが高いところばかりだと、精神的に辛いかも。
…まぁ、その辺りについては、三者懇とかで話してみよう。

あぁ、そういえば…
10月上旬に受けた模試の結果が返ってきたんだけど、
かなり良かった。過去最高の偏差値。
テンションによって結果が左右されるのは良くないんだけどな…。
うん。「取り組む姿勢」は常に反省点だね。

こんなところかなぁ。
なかなか日記書く時間が取れなかった。
それだけ勉強頑張ってるってことだよ。

あぁー。以下はちょっとした呟きです。
最近、ゲームがやりたい。TOD2とかで泣きたいなぁ。
それと、最近ピアノが楽しい。モーツァルト大好き。
あと、文化祭の朝練がきつい。文化祭は11月2日なんだけど…
それまで毎日、朝が早いー。低血圧にとっては、試練だ。
あとあと、物理が大好きっていうのは変わらないんだけど、
最近は数学への熱も上がってきてる。
NHKの特集「ポアンカレ予想」見ましたかっ?
ああいうの見ると、武者震いがするよね。
鳥肌立つよね。涙出るよね。笑いが止まらないよね。
うぁー。楽しいことってこんなにもたくさん…。


何だか最近、物欲と好奇心が凄まじすぎて困る。
あと、授業への集中力が半端じゃないね。

夢があると、人ってここまで生き生きするんだなぁ。
私は、まだやれそうだよ。

頑張ってくる!!
..2007年10月25日(木)  No.294



感情の羅列  ..曇天
 
 1人で生きられない人と、1人で死ねない人って、
どっちが迷惑なんだろう?


ここ2,3日ぐらいかな。
酷くは無いんだけど、うつだ。

私って本当に弱いよな。
周りの環境に順応出来ないってことが原因なんだ
っていうのは分かってるはずなんだけど。

分かってても、
じゃあそれはどうしたら直るのかってことが
正直言って、全然分からない。

見方を変えろとか、いっそのこと何も見るなとか、
あと半年足らずの我慢だとか、
何か散々言われてきましたが、納得がいきません。

そりゃあ、意識的に「見ない」ってことは出来るでしょうよ。
けど、無意識の内に視覚から入る情報、聴覚から入る情報、
それをどう排除し、拒否すれば良いっていうの?

あなたは、意識的に失明できるっていうの?
突発性難聴を意識的に発病できるっていうの?
目なんか潰せ、鼓膜は破れ、そう言ってるの?

あぁ。極論だと思ってるでしょ?
でも、私は全然そんなつもりじゃない。

何も大袈裟に言ってはいない。
比喩的な「見る」という意味、
つまり、言い方を考えれば、それは「考える」という行為。

そんな行為をするせいで、うつになってるってわけじゃないんだよ。
シンプルなそのままの意味での「見る」っていう行為が、
それが全部ストレスになってるんだよ。

ねぇ、分かってる?分かってくれてる?
分からないなら、適当なこと言わないでよ。気持ち悪いな。
心配してくれてるのは分かるけど、
そういう言葉で何も助けられたりしてないのが事実。

五感から入るあらゆる情報が、
全てストレスに直結する
っていう状況を、
私の力で一体どうしろっていうの?

自分で解決しろ。考え方を変えろ。
…だから、考え方の問題じゃないんだってば。

あぁ。キミの反論はこうだろう?

五感から入る情報は確かに拒めないが、
それを情報として感知し、ストレスとして認識するのは、
私の思考である、と。

だから、情報を情報として認識せずに、
ただただ機械的に受け流せば良い、
と。

うん。正論だ。確かに間違ってはいない。
私もそれぐらいのこと考えた。
実際、今までも既にそうしてきた。

その結果、何が起こったか分かるかい?想像つく?
思考力の退化、だよ。

そういった経緯を経て、
結果的には当初よりも更に大きなストレスが生じる。
他人に足を引っ張られた感覚。
指を骨折させられた天才ピアニスト。
手首を切り落とされた外科医。

うつだなぁー。
この前の金曜日は特に耐えられなくて、
学活の授業は抜け出せる雰囲気だったから1人で教室出てったし、
放課後の文化祭の練習は、逃げるように帰ったし。
あぁ。そう思うと、明日学校行きにくいかも。
みんなが一生懸命(?)練習してるのに、
私は1人で無愛想な態度で帰ったわけだから。

最近、本当に私の態度とか最悪だなと思う。
長髪ルークかな?沢尻エリカかも。

こんなんだから、理解者を求めてしまうし。
あの人だけが全てって考えてしまうし。

友達は身近にも居る。
けど、あの子は決して理解者ではない。
あの子と居る間は、うつな気持ちを忘れられるってだけで、
それは逃げであって、全然解決になっていない。

あの子と居る間だけは楽しめるから、
感謝はすっごくしてるんだけど、
前には全然進めていない。

傷を忘れさせてくれるんじゃなくて、
傷口を探し出して、私の目の前に突きつけてくれる人が欲しい。
だから、探してしまう。そういう人を。
「欲しい」だなんて、歪んだ感情。

他人に依存しなければ、生きていけないくせに、
他人と過ごすと、ストレスになるって、わがままにも程がある。

いいよな。下らないことで感情的になれる奴は。
そういう羨望なのかもしれない。
他人に対する認識は、多義的だ。

あぁー。何で私は私なんだろう。どこかに変人居ないかな。
ハイジ的な疑問をしてみたり、
ハルヒ的な願望を抱いてみたり。

誰かに逢いたい。
何かをしたい。

とりあえず抽象的に言っとけば何とかなるって思ってる。
とんでも無い勘違いだね。私って馬鹿。

傷の舐め合いがしたいって、そう思ってるのか、私は。
だとしたら、私は自分を絶対に好きになれないな。

変われよって何度も言われたし、自分でも思ったけど、
その意義が、今ではもうよく分からない。
..2007年10月14日(日)  No.293



迷走、瞑想、may so...  ..晴天
 
 1人で生きられないなら、死んでしまいなさい。
…すみません、死ぬには誰かに殺してもらわないと。


今日は第一志望校の体験入学に行ってきました。
私の学校からは、当初7名が参加する予定だったのですが、
キャンセルが相次ぎ、最終的に参加者は私を含めて2名に。

しかも、K(♂)と2人っていう…。
気ーまーずーいー!!

話を聞いている2時間半ぐらいの間、ずっと隣の席。
2人でいたから、何か周りからは勘違いされるし…。
よりにもよってKだし…。

話しかけてくれるんだけど、上手く喋れない…ごめん。
私が小さい声で返事するからKまで届かないし、
大して気の利いた返事も出来なかったし。

目があったら挙動不審になるし。
校内施設自由見学のときは、
隣じゃなくてずっと後ろを歩いてて何かもうゴメン…。

こっちからはほとんど話しかけられなくてゴメン。
軽音楽部の前を通ったとき、
ベースを発見して「弾いて!」ってわがままなお願いしてごめん。
聴きたかったんだ、ベース。弾けるんだよね。
…まぁ、弾いてくれなかったけど。

嫌ってくれてかまわない。
つまらない奴だと思ってくれていい。
冷められても私は平気だよー。

今日、ずっと思ってた。
大してKを楽しませてあげられない私を客観的に見てて思った。

あぁーあ、こんな奴と居ても全然楽しく無いんだろうなー。

って。ね、そうだよね。
今日の体験入学、全然楽しく無かったよね?
ごめんね。Cちゃんと居たほうが楽しいに決まってるよね。

うん。吹っ切れたような、全然そうじゃないような感じ。

話は変わるようだけれど、
平井堅の「LIFE is...」っていう曲が大好き。
歌詞とのシンクロ率がヤヴァイ。

答えなど何処にもない
誰も教えてくれない
でも君を想うとこの胸は
何かを叫んでるそれだけは真実


平井堅の歌が無性に聴きたくなるときがたまにある。
「瞳をとじて」も良いよね。

いつかは君のこと なにも感じなくなるのかな
今の痛み抱いて 眠る方がまだ いいかな
あの日 見てた星空 願いかけて 二人探した光は
瞬く間に消えてくのに 心は 体は 君で輝いてる


……。あぁーあ…。
結局は、私の感情の対象は、あの人だけになっちゃうんだよな。

…閑話休題。

第一志望校の先輩方は何か人間のお手本みたいな人たちだった。
私が行くところじゃないのかも…。

受験生の人たちは、興味本位で来てる子もたくさん居るから、
まだ何とも言えないけど…。
本気で受ける気なんだって分かる子は、
やっぱ人間のお手本みたいな性格だったし。

んー…。
私は、この高校に入学したら、変わらなきゃいかんね。
薄々気付いてたけど…今日、確信したよ。

それと、予想よりも施設・設備が充実してて驚いた。
道に迷うぐらい、校内は広いし。
進路関係の資料室は、かなり工夫も施されていた。
芸術棟や実験室も、文句なしの充実ぶり。

部活はどれに入るか迷う。
文化部は種類が充実していて、珍しいものまであるし。
高校からでも良いのなら、運動部にも興味がある。

私の家が田舎にある分、通学が大変だが、
電車とバスの利用にも、今日で慣れた。

やはり何と言っても、
授業の量と質が最大の学校の売りだと思うし、
実際、私もその点をこの学校で最も買っている。

教育方針・シラバスには一切文句なし。
難関大学を充分に狙っていけると思う。

かつての私が夢に描いた高校生活。
だが、いまいち素直に喜べないのは何故だろう。
今日は、もっとテンション上がっても良いはずなのに、
何か煮え切らない、微妙な気持ちが残った。
(Kのことは関連しないものとしても)

此処が第一志望校であることは変わりないし、
何が何でも此処に受かってやろう、という意志は以前と同じだ。

何だろう?何が私をこんな気持ちにさせる?

私は、何処に行っても私のままだ。
そういうことを認識させられたからか?
それが絶望的だったのか?

まさか。そんなことは知っているはずだ。
…そうじゃなくて。
「私」が主体ではないんだ。
これは、「他」に対する認識の問題だ。

つまり…私は今日、「誰にも」出逢えなかった。
それが、不満だったんだろう。

此処に行けば、「誰か」に逢えると信じていた。
信じていたから、現実と認識との差違に失望した。
「誰か」は、現れなかった。

私には、「あの人」しか居ない。
私には、「あの人か、それ以外」という認識しかない。

そんな悪魔的な結論を恐れていたんだ。
恐れていたからこそ、今それを認められないんだ。

直接的な快感が此処には存在しない。
「あの人」へと至る道筋という、
間接的な快感しか得られない。

だが、それで構わないのではないだろうか。
間接的だとしても、快感は快感だ。
そのために、此処へ行くのだろう?

では、「あの人」の存在が虚構であると、
「私」がそれに気付いたとき、
一体、私はどうなるんだろうな。

答えなど、何処にも……。
..2007年10月13日(土)  No.292


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