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しろくまの ちょいちょい日記

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  2017年6月4日(日)
  懐かしい感覚   
  この20年以上は、以前と比較すると信じられないくらい日本国内ばかりを見て暮らしてきたなあと思います。
かろうじて、外国を感じるのは翻訳小説を読むことくらいだったか。
小学校高学年くらいからヨーロッパに片思いしっぱなしで(その割には語学はからっきしダメ…)、欧州サッカーに夢中だった頃がピークだった。
サッカーや自転車ロードレースの追っかけめいたことをしていたけれど、その競技に本当に興味があったわけではないと今は思う。
選手たちにサインをもらったり一緒に写真を撮らせてもらったりをさんざんやったが、実はそれは、その「物」が欲しかったのではなく、話しかける口実でした。何か、その国の人とその国の言葉で話をしてみたかったの。でも語学がダメだから、決まり文句を丸暗記するのがせいぜい。
それに、サインくださいっていうファンなら、近づいていって話しかけても怪しくないじゃない?
当時のサッカー仲間たちといろんな国の言葉を調べたの、懐かしいなあ。
私の場合はイタリア語とフランス語が主だったが、レアなところではスロヴェニア語なんてのがあった。必死で調べたなあ。

スマにはまってまず痛感したことは、「彼らの話していることが100%理解できる!泣」でした。
20代の頃、外タレの来日公演で言っていることがわからなくて悲しかったもんなあ。わかるのが「サンキュー、トーキョー!」だけってどうなのよ。
その後まもなく演劇にはまったのですが、これも母国語だからこその深い理解が大事な要素。シェイクスピア演劇も日本語訳でないと100%味わうことはできない(話は知っているから英語上演でもだいたいわかるけれど、俳優の身体演技を鑑賞することが主になってしまう)。

♪♪♪

趣味の中心がクラシック音楽になったら、演劇時代に比べると多少はまた外国に目が向くようになった感触はありました。
でもyou tubeやCDで聴くことがほとんどなので、外国と直接つながっている感覚はまったくない。
来日演奏家のコンサートに行っても、自分は東京にいるのだし、出待ちをするとか考えたこともないし。終演後にロビーでサイン会をやっていることが多いんですが、その場で売っているCDを買わないと権利がない点もさることながら、サインをもらうこと自体にやはり興味がなくてねえ。

ところが、先日、フィンランドから来たオーケストラの公演を聴きに行って、演奏に大いに心をゆさぶられた帰り、駅に向かう聴衆の流れと違う道を歩いていたら(私は電車ではなく徒歩で帰宅。家まで1駅なので)、ホールの楽屋口の前を通りかかり、そこに1人ぼっちでタバコを吸っている人に目がいきました。
周囲に誰もいなかったので目についたんですけど、さっきまでステージ上で棒を振っていた指揮者だったんです。かわいい坊やだったってのもあって、お?お?お?と思ったんですが、喫煙者だったのか!というショックもあって、しばらく立ちどまって見つめあったのにそのままスルーしてしまいました。手をふるくらいしてもよかったのに。大阪のおばちゃんだったら日本語で称賛しながら握手だってしたかもしれん。
で、数メートル過ぎてから、この感覚なんだか懐かしい、と思ったのです。
外国のサッカークラブの練習を見物して、帰宅する選手たちの駐車場で出待ちしていたときの感覚。二言、三言、やりとりしてサインもらってバイバイするだけですが、なんともいえない達成感があったなあ…と。
そのオーケストラは、他の都市を回って再び東京に戻ってきてもう1公演あり、そのときはCDを買った人にサイン会をしていました。うーん、サイン会でサインしてもらっても別に嬉しくないんだよなあ…。というわけでスルー。

数週間後の今日、今度はフランスの若い女性4人組の弦楽カルテットの来日公演がありました。演奏が良かった上にキャラクターも気に入って、若いのでまだCDはないんですけど出たら絶対買う!と盛り上がっています。終演後、サイン会をやっていたので(CDはないので無条件でしてくれる)、ちょっと迷ったけれど並びました。
ムスメくらいの年頃のかわいらしいお嬢さんたち。はつらつとして、好奇心旺盛な感じで、快活。
フィンランド青年がきっかけで昔の感覚が蘇っていたので、ちょっと話しかけてみたいゴコロがムクムク。でもフランス語は完璧に忘れた。英語も怪しい。こういうときは日本語でいっちゃえ!ってのが、語学がダメなのに一人旅が平気な人の特性です。無言よりは、日本語でもいいから何か言った方が怪しくないんですよ。
しかし急なことですぐにはエンジンがかからない。一人目の前に出たときは、あなたはヴィオラね、というのが精いっぱいだ。「イエス!」って力強く答えてくれた。二人目にも「あなたはチェロ?」しか言えず。でも彼女はニコニコと「イエス!」と言いながら、サインの横にヘ音記号を書きくわえて「私のサインってわかるようにこれを書いておきましたよ」と笑いながら英語で言ってくれました。そう、4人のうち、チェロだけがヘ音記号の楽譜なのですよ。
3人目はするっと速く過ぎてしまい、最後の人(ファースト・ヴァイオリン)のときに、「ネックスト・タイム、是非プーランク!」と日本語混じりで言ってみたら、Oh!と盛り上がって早口の英語で何か言ってくれたんだが、半分しかわからず。私たちもプーランクを演奏するのは大好きってのと、グレート・ソング!ってのだけ。でも思った以上の反応でちょっとびっくりした。
25年ぶりくらいのガイジンさん(ヲイ)で、カンが取り戻せていないなーとは思ったけれど、サクサク流れていかなくてはならないサイン会にしては上出来であろう。

音楽について勉強しなくてはならないことが多すぎるので、もう語学は捨てると決心したところだったけれど、この手のコミュニケーション用語に関してだけ、またちょっとやっとこうかなと思ったゲンキンな私であります。
No.1700



  2017年5月16日(火)
  直行便   
  今日、イベリア航空のCMを初めて見ました。直行便でも来たんかな?
昔、直行便を成田で見かけた気がするが…?と思って調べると、98年に撤退して、去年の秋に再就航したんだって。
スペインは、スペイン語がわかる友達2人とサッカー&歴史&美術館の旅をしたことがあってよい思い出の国。特に強い思い入れはないけれど、もう1度くらいは行ってみたいな。今度は音楽旅がいいな。美術館も再び。

そうだ直行便といえば、アリタリア航空が経営破綻したばかりじゃないですか。
冷静に見れば、乗って嬉しい航空会社と言うには不満もあったけれど、イタリアスキスキ大スキーだった頃は盲目的に喜んで乗っていました(大笑い)。今考えると「悪くはない」くらいの評価だ。

そういえば、オーストリア航空も直行便が撤退したばかりだね。
教室のウィーン旅行、チューリヒ乗り換えのスイス国際航空で行ったので知ったんだけど。その話がなかったら、そもそもオーストリア航空の直行便があったことを知らなかった…。もともとあの地域だったらスイスエアが人気だった気がする。
というか、スイスエア、倒産してたんかい!ルフトハンザの子会社になって名を少し変えて残ることができたらしいが驚きました。
外国旅行に縁遠くなっている間にいろんな航空会社が倒産していたんだなあ。
あ、オーストリア航空は倒産していませんよ。日本便をやめただけで。

てことで調べたらびっくり、サベナ航空もなくなっていたんだ…。ああいう小さな国の航空会社のマークを、成田を含むあちこちの空港で見かけるのが好きだったんだよ。
ベルギー王国は大国をうまくあしらって堅実に発展しているイメージがあって、似たような位置づけながらお隣のオランダの方がちょっと前に出る感じを受ける(KLM航空もサベナよりメジャーだし)のに比べてお国柄も控えめな印象がある。そっと応援したい感じ。だからちょっとショック…。
経営が厳しくなっていたところに、911による世界的経済不安にとどめを刺されたという。
でもヴァージンが引き受け(合併ってことだけど)、ブリュッセル航空と改名して飛んでいるとわかって少しホッとしました。お国柄は残ってほしいのよね。

90年前後になんとなくフィンランドへの興味が深まり、その流れでフィンランド航空びいきになりました。
北極圏に近いため、日本からの直線距離がヨーロッパ最短なんですよね。なので、成田−ヘルシンキで一旦降りてトランジットしても体がラク。ヘルシンキからヨーロッパ各都市どの国へも行き易いです。小さな空港なので迷うこともない。大国ほど便数が多くないのが欠点といえば欠点。
トランジットの空き時間にフィンランドらしい土産物を見るのも楽しみの一つでした。
しかしフィンランド本国へは降り立ったことがない。このままでは死ねないな。いつか。そのうち。いつだろう…。
No.1699



  2017年5月12日(金)
  萩尾望都・三原順   
  3月にモー様の『エッグ・スタンド』の舞台があると知って、チケットが取り易い公演だし新宿だし、スタジオ・ライフは久々だし、いっちょ観に行くかという気になっていたのですが、年度末だもんで面倒になってやめちゃいました。
仕事帰りに寄るのはちっとも面倒ではないんです。でも年度末は開演時刻に間に合うように出られる日が予想できないので、平日のチケットはあぶなくてとれない。
土日公演もありますが、私は基本的に休日に外出はしない。演劇は、休日に面倒と思わずに出ていけるイベントではなくなっているってわけです。

スタジオ・ライフの公演は、漫画原作のものだけは観ておこうとは思っています。
これは、もう演劇ウォッチから降りてしまった今でも捨ておけない案件です。「演劇×情熱のあったお年頃に夢中になっていた漫画」の組み合わせならではの興味ですね。演劇のムーブメントをリアルタイムで感じるとか、演劇史に残るような作品とかは、もう割とどうでもよくなっています。でも漫画が掛け合わされるとスルーできなくなっちゃうのね。年度末には負けたけど。
たまに漫画原作作品を上演していることに気づかずに過ぎ去っていたこともありますが、たいていそれは「トーマの心臓」「訪問者」であることが多く、劇団の大ファンというわけではないのだから、もう何度か見ているそれはまあいいやと思えます。初演から数えて100回目のトーマ上演も観ているくらいだからこの作品はもうそんなに見なくてもいいでしょう。この劇団、トーマはもう20年くらい、2〜3年おきにやっている気がする。
次はついに「はみだしっ子」に手をつけるらしく、どのエピソードを使うのか興味津々よ。数年かけていくつかのエピソードをやって完結までもっていくのではないかと予想しているんだけどどうでしょう。
三原順作品でやったことがあるのは「Son's」で、最重要エピソードだけ抽出して1本にまとめていたが、原作を知らない人には話がまったく見えないのでは?と思ったよ。エピソードごとの演出はなかなか良くて、配役も合っていたので好印象ではあるのだが。
No.1698



  2017年5月9日(火)
  妄想のプラハ   
  ウィーン←→ザルツブルグ
ウィーン←→プラハ
ザルツブルグは同じオーストリアでプラハは隣国チェコだけれど、ウィーンとの距離は同じくらいなんだね!

地図をながめて、音楽に関係のありそうな都市間の距離や位置関係を確認していました。
ヴァイオリン教室主催の音楽旅行、次回はどこにしようかと素案がぱらぱら舞っているので。
早くても3年後なので、先生のご興味や成り行きが二転三転してどこに落ち着くのかまったく予想できません。
ただ、今回やり残したことが多いウィーンは旅程の中心になります。
問題は、ウィーンの他に1ヶ所どこにするかということです。移動日を除くと旅行全体の正味が5日間で、3日間はウィーンでしょうから残り2日しかないことを考えるとウィーンからあまり遠いのはもったいないですよね。
現時点で候補にあがっているのが、ドイツのどこか・プラハ・パリの3案。
ええ〜パリはないでしょうよ〜〜。距離がありすぎ。そして2日間なんて蛇の生殺しだわ!『パリとフランスの田舎・5日間』ならまだしも。
ドイツならバッハ一族にブラームス、ワーグナーなどなど縁の都市から選び放題だし、縁の教会でコンサートを聴くなんてのも素敵なのでいいと思う。ドイツは広いので都市によってはパリくらい遠い場合もあるが…。
でも私はプラハがいいなあ。なぜ今候補に挙がったかというと、先生がお手伝いしているアマオケで今度スメタナ『わが祖国』全曲演奏会があるからだとにらんでいます。ミュシャ展も話題だし。
ウィーン&プラハに決まるといいなあ。プラハで『スラヴ叙事詩』を観るという妄想も実現するではないか。
とか言いつつ、パリでもドイツでも行きたいっす。結局なんでもいいのよ。そのころ身辺に何事もありませんように。参加できたらほぼ20年ぶりの海外ということになるんだなあ。パスポート申請がめんどい…。
今年の旅行参加者を募集した際、他の生徒さんから「ウィーンですかあ…イタリアなら行くのに」という声もあったそうで、それは私も第一に思いました(でもイタリアだったとしても年度末だもの無理。そういえば今回、私を含め何人もの生徒さんから年度末年度末言われて、先生も会社組織における年度末がどういうものか身に染みてわかったご様子。業態や部署にもよるけどさ。今後は旅行は秋に催行するそうです。よかったよかった)。
No.1697



  2017年5月8日(月)
  連休は去った   
  5連休はほとんど家にいて、発表会の曲の練習が主な行事。
なんなんでしょうねえ、だらだら練習ってすごく楽しい。
平日は練習できない日も多く、少し早く帰れた日も8時までとか9時までとか限られた短い時間でしかできなくて「あっ、あと5分で終わりだ!もう1回やるならどこにしよう…」という感じなのね。1日30分でも効果的なメニューなら練習効果は大きいそうですが、まとまってどかんとやりたい気持ちもあるじゃないですかい。
休日ならお昼食べてからモソモソとピアノに向かい、どの曲のどの箇所とも決めずに適当に始めて、うまくいかない2小節だけを百万回も(嘘)繰り返したり、いろいろなテンポで試してみたり、あっちの曲こっちの曲を行ったり来たり。
気づいたら5時間経っていたのにまったく飽きていないし疲れてもいないという謎の状態。なんならあと5時間だってできますけど何か?状態。でも夕食の準備を始めねば。

他に「やったぜ!」感のあった事は、台所の収納場所をひっくり返して、実は使っていなかった物の整理をしたくらいだな。
台所仕事は好きではないので、元々調理器具の類は少なかったんですけど、それでも奥や高いところからなんだかんだと出てくるものなのねー。

4日の夜は、女6人で食事会。
スマ友以外で《友達とごはん》というとこのメンバーくらいしかないんですけど、話の方向と深度が合う集まりで、距離感もちょうどよくて心地よいところがいいなと思っています。
学生時代の友達とは直接会うことはまずない。年賀状と手紙です。

6日はチェンバロのレッスンでしたが、珍しくどこにも寄らずにまっすぐ帰ってきました。
チェンバロは土日の昼間なので、レッスンが終わってからも日が高くてそのまま帰るのは惜しい気分になるんですよ。
必ず、新宿か銀座か、ごくまれに青山・表参道かに寄って季節のファッションをながめて足を棒にして帰るんですけど、今はちょっと洋服という気分ではないのでした。
No.1696




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