2025年11月3日(月)
文化の日
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| | 母校の高校は、文化の日に文化祭をやっていました。その日、セーター、コート、マフラーなど身につけても寒風にふるえながら登下校したことが印象に残っているのですが、ここ5〜6年は半袖1枚でへらへら歩いているんですよね。すさまじきは温暖化。
この半年もあまり変わり映えしない日々ですが、趣味は楽しくやっているので上々と言えるでしょう。 軌道に乗った読書ペースもまあまあキープできています。途中で2度ほど眠さに負けて家で読書しなかった時期があって、若くないのだから無理はしないでおいたのだった。だらだらした時間をやめて早寝するとかすれば、夕食後に眠くならずにすんだんだよな。
今日、午後のニュース枠かなにかの中で、Jリーグのなんとかカップのことがチラっと流れたのが目に入って、そういえば遠い昔に欧州サッカーに胸を熱くしていたことがあったよなあ…と思いだしたんですが。 はまってしばらくは、雑誌とTVの映像を夢中で見て、早く現地で本物を見たいと願って願って、ついにそれがかなったとき、目の前で彼らが動いている!と、そのときの筆舌に尽くしがたい感動がふいに蘇りました。 それから数年は、写真や映像の中のみんなが、現実に目の前にいる状態を求めて行動し、実現するたびに新鮮に興奮していたのだけど、いつしかその火は消えました。 間もなくSMAPがその対象にかわって、生ップを見るためなら何も面倒なことなどなかった。しかしそれも遠い思い出。ちょうど、結果的に最後となってしまったツアーの頃に、遠征がちょっと面倒というか気合が必要になってきたのでした。行けば行ったで変わらずに堪能してはいたのだけど。 紙チケット時代の終焉もあって、もうああいったライブには行く気がまったくありません。当日、現場で余りチケットを探すのもイベントの一部だったんだよなあ…本当に楽しかった。今は本人確認とか大変そう。3人体制になってからの「ファン・ミーティング」にも1度も行っていませんが、そもそも「ファン・ミーティング」というものが好きじゃなくて(握手会なども同様)、スマ愛沸騰中に開催されていても行かなかったんじゃないかな。 で、イングランドやイタリアのサッカー選手やSMAPに匹敵するような強い矢印の向かう対象って、今いるかなあと改めて考えました。 で、いないことを確認して、なんか淡々としてるなあと思ったけど、たまたまそういう種類のエンタメにはまっていない時期であるだけなのでは? 演劇を見まくっていた頃は、演者に執着があったわけではなくて作品が見たかっただけだったし、映像ではない生の公演ならではの「場の空気」も含む作品世界が好きだったのだ。だから、好きな役者は山ほどいても、舞台上以外で見たい会いたいとはまったく思っていなかった。 今はクラシックのコンサートにまあまあ行っている(月に1〜3回)が、愛している曲をこの人はどのように演奏するのかな、という興味が8割くらい。だから行くコンサートは曲名で選んでいます。あとの2割は、演奏者の周囲にある空気が直に自分の周囲の空気を振動させて伝わってくる音という物理的な効果が貴重だということ。録音を聴くのとはやはり違うよね。 この曲が聴ける時代に生きていて幸せだ、と思う曲を作った人たちはほとんどがとっくに亡くなっているが、生きていたとしても会ってどうするのかって感じだし、現役の作曲家でも新曲どんなかなとは思ってもご本人については特に思うことはないなあ。ポップスでも同様。すごく好きなアルバムがあったとして、どういうふうに作ったかのインタビューは興味あったけど。 小説に限らず、本もそうですね。著者本人のことはほとんど考えたことがないなあ。 で、そういう「本人には特に興味ないが作品は大好き」というものばかりなのが今の時期なんだなーと思いました。 この先また「追っかけ」したくなるような対象に出会うのかな。
あっ、でも10代の頃の一大ブームであった「アニメ」はどうだろう。あれは特定の実在する人物には向かっていなかったが、今の私が本や音楽に向けている熱よりものすごく熱かったぞ。10代と60代じゃそりゃ違うだろ、という話ではないだろう。ナチュラル・ボーン・ヲタクの血は老いても変わらん。 しかし今またアニメに戻ってきて、大事にしたい作品もいくつかできたが、同好の仲間たちと一緒に何かやろうとかいう感じにはまったくならない。自分の中でじっくりと反芻するばかりだ。受け取って熱く思うところまでは10代と同じなんだぞと主張してみるが、まあ表に出る行動はやっぱり60代なりのものにはなっているか…そうかそうか。 まあね、同人誌作りも一通りやって気が済んだからもういいやってところもあるね。初めてのコピー誌、初めてのオフセット入稿、初めてのコミケ申込…そりゃ興奮するだろうよ。 その昔はなかったアニメグッズ(昔はアニメグッズといえばセル画だったやん?)のアクスタやらぬいやらにほどほどに散在する今日この頃、推しだけ買うか、推しの仲間まで買うか、その場合何人まで買うか…そんなことを店頭で脳内会議しているときに、結構熱いなあと思います。はい。 先週も「忘却バッテリー」の犬と戯れるシリーズのアクスタ、推しの二遊間コンビの他に山ちゃんも買っとくべきか熟考してしまった。「ゴーーーールデンカムイ」の場合はあまり考えずにホイホイ買ってしまうが。そうそう、ゴカムったら、アニメと映画、ダブルで続きが来るので浮足立っておりますのよ。
No.1818 |
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