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+++よろずの部屋


デザイン豊富なレンタル掲示板全19種類・日記全9種類!

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2008/2/19(火)
   Be My Valentine[2]  ..No.26


この気持ちはいつから棲みついたのか、自分でも解らない。
でも気が付いた時には、アイツはもう特別だった。

―――小さい頃から知っているから?
母さんの弟だから俺が赤ちゃんの頃から知っている。

―――家族だから?
勿論、母さんも弟もおじいちゃんもおばあちゃんも親父以外はみんな特別だ。
隣の同い年の幼馴染だって家族同様で特別だ。

でも叔父であるアイツは
何故だかわかんないけどそれ以上にもっと、とっても特別、……な存在?


ホームルームが終わり、さっさ下駄箱で靴を履き替える。
教室からここに来るまでの間、あちらこちらでヒソヒソ声やナンともいえない男の雄叫び。
どっから仕入れてきたのか親切なクラスメートが弟は両手ほどのチョコをもらっていたと昼休みに教えてくれた。
俺は下駄箱にちょこんと入ってた可愛くラッピングされたチョコレートと手紙を「ゴメン」と言ってカバンにつっこみ、外に出た。



さて、これからどこへ行こう?
弟にああ釘をさされては、クソ親父がいる家にはノコノコと帰れないし、帰りたくない。
だから図書館で、閉館ギリギリまでねばって居た。
でも公立だから閉まるのが早い。
マック行くにも今月は金欠で、今から男友達のとこへ行くのもなんだか面倒。
お金がかからないで、歩いていけるところは?
「こんな日に、……いねぇよな」

ガチャ ガチャガチャ、、、
もらったスペアキーで玄関を開ける。
「おじゃましま〜ス」
勿論、こんな時間に誰か居るとは思わないけど念のため一声かけて薄暗い部屋の中に入り、リビングの電気をつけた。
暖房をいれてコートを脱いだ。
グゥ〜〜っと、腹の虫が意思表示をしたので何か口に入れるものはないかと冷蔵庫を物色してみる。
「水、水、水、ビール。―――相変わらず、なんもねぇなぁ〜」
見ているだけで寒くなる、とにかく体でもあっためよう。
テーブルに置いてあるリモコンの電源を押し、ピピッと起動音を聞きながらコートを脱いでイスの背もたれにかけて、コーヒーメーカーをセットした。


ワンツーフィニッシュのはずだったのに、どこでどう間違えたのかまだ終わっていない。
既にホワイトデイ一色になりつつあるのに……(||_||)


2008/2/13(水)
   Be My Valentine  ..No.25



「……『女』か……」
「女の人がどうかした?」

一人留守番をしていたと思って、溜め息とともにふと出てしまった呟きをちょうど帰ってきた弟はしっかりと聞いて覗き込むように尋ねてきた。
「な、なんでもねぇよ」
その視線から逃れるようにテーブルに突っ伏していた姿勢からアルマジロのように身を丸め、これ以上詮索するなと意思表示。
「そういえば兄さん聞いた?父さん明日帰ってくるってね」
カン働きのする弟は俺のそんな不自然な態度を詮索せずに違う話題を振ってくれた。
が、よりにもよって親父の話題。
そんでもって喜んでいるようなその声音。
なんであんなのが帰って来るのがうれしいのか、俺にはさっぱり理解できない。
「明日?先月出かけたばかりだろ。いつも出かければ半年は帰ってこないくせに、またなんで明日なんだ?」
親父は貿易関係の仕事をしている所為か、しょっちゅうどっか出かけていて、存在してるのかどうかさえ怪しいぐらいにしか会っていない。
体を丸めたまま顔だけ弟の方へ向けて浮かんだ疑問を言うと、「本当にわらないの?」という風にあきれ顔をされてしまった。

あぁ、わかんねぇよ。あんなクソ親父のことなんか!!

顔からそんな俺の台詞がわかったのか、弟はクスリと笑いながら、
「イベント好きだからね、あの人も」
と教えてくれた。

―――明日のイベント―――

全国の老人クラブから小学生、いや今では幼稚園生までもがその関連会社(今では菓子メーカだけではないだろう)やデパートの思惑にのるという、日本国ベスト5には入る経済効果をもたらすイベント、その名も『バレンタインデー』。

どっかの坊さんが死んじまった日。
いつの間にか恋人達のイベントとなった日。


「  クソ食らえ  」
「そんなこというもんじゃないよ、兄さん。知ってる?お母さんてばさ、朝電話もらったらニコニコ顔ですぐ出かけてったんだよ。まだ帰ってないところをみると美容室いってから明日の買い物してるんじゃないのかな?ともかく明日は夫婦水入らずにしてあげようね」
「お前はデート?」
「まさか、男同士で慰めあいだよ。だから明日帰りは遅くなるからね」
なんて、物分りのいい弟はそう言って自分の部屋に行ったが、実はすごくモテるというのは知っている。
なにせ、小さい時からこの方、貰わない年はなかったし、学校という狭い社会では恐るべき伝達網が発達していて「誰ソレが誰ソレにチョコを渡した」という情報はあっという間に広がって、疎い俺の耳にも入るくらいだ。

それにしても、なんでバレンタインは『女が告白する日』なんだ?
外国では男女関係ないってクソ親父は言ってたぞ。
愛している相手に花やお菓子を贈って想いを伝えるんだって。
「でもココは日本で、『男』から『女』なんていうのは無くって、勿論……」

―――『男』から『男』も、ナイだろうな……

「あ〜〜〜、クソックソックソッッ!!!!」
真ん丸アルマジロ態勢から亀が甲羅から手足を出して逆さまになった時のように両手両足をバタバタさせてのたうつ。
こんなところでこんな事をしていてもショウガナイ。
でもどうしていいかも解らない。


テストの時にはよく働いてくれる俺の頭も、こんな時には何の役にも立たないのがよく解った。



生まれ変わったロイ×エドというのをずっと前からあたためていて、それの小話。(叔父×甥設定)
未だ設定と大体の流れしか思いついてなければ、実際に書き上げれるかどうかもわからない状態(T_T)
でも、小出しに少しずつ書ければなぁと思ってます。


2007/11/9(金)
   あやや……  ..No.24


久しぶりに近くのユザ〇ヤに行ったら、店内が大幅に改装されていてどビックリ!!
今まで3フロアー使用していたのがいつの間にか2フロアーとなり、そして今度は生地や毛糸そのほかの手芸用品をワンフロアーに納め、今まで1Fを占領していたおもちゃが今流行のスワロフスキーメインのビーズブースへ、無駄に広くとられているバック売り場に変身。

それよりなにより、イラスト・デザイン文具の存在が見当たらない!?
油絵や額縁なんかはあったような気がしたけど、私が一番必要としているものが見当たらない!
困る、困る、ソレが一番困る!!探しても探してもそれらが見つからない。一体どこへいってしまったんだ?
ここでペンや紙、スクリーントーンを調達していたのにこれからどこに行けばいいんだよぉ〜〜(>△<ゞ)


今あるストックはいつまでもつか……。
なくなったときが辞め時ということか?
(いや、それでもきっとコピー用紙でセコセコ描いているかも)


2007/8/19(日)
   ようこそ!ヱびす荘へ[4]  ..No.23


「早かったな」
ガタンと羽墨さんが立ち上がり布礼田さんから残りのビニール袋を受けとると、早速ガサゴソと中味を物色し始めた。
「イカクン買ってこなかったの?俺の好物」
「テメーの好みなんざ知らねぇよ。欲しけりゃ勝手に買いに行け、歩いて10分だ」
「そうね……」
そこに小声ながらもよく透る呟き。
「その『10分』で、並んでいる料理は充分に冷めるわね」
二人のやりとりに管理人さんの氷のような笑顔と合いの手が入り、一同に緊張が走った。
「ハハハハッ…、しません、行きませんよ。さぁ、食事にしましょうや」
煙草を落としそうになった羽墨さんは乾いた笑いで誤魔化した。
「そんじゃ着替えてきます。先やっててください」
「いえ、折角だから待っているわ。布礼田さん」
「……すぐに着替えてきます」
布礼田さんが逃げるようにダイニングから出て行くと、凍りついたように立っていた皆も席に座る。
俯きながらお預け状態で、なんともいえない沈黙のまま全員揃うのを待った。
一言でだいの男達を黙らせるなんて、年若い女性といってもさすがに管理人さん。
ひとりひとりに見えない手綱を付けて、一手に握っているようなカンジ。
ヤッパリ、この人には逆らっちゃいけないんだと胆に銘じた。
「あ……と、ビール出しておきましょうか、ね」
いたたまれない沈黙の中、古井さんが立ち上がったので、「俺も」と一緒に行った。
台所には大きな冷蔵庫の横にもうひとつ小振りの冷蔵庫がある。
古井さんが少しかがんで開けるとその中はビール、ワイン、日本酒、焼酎etc……、お酒しか入ってなかった。
「江琉陸君、最初っからごめんね。でもお酒が入れば、すぐにみんな和むから安心して」
古井さんが少し歪んだ笑顔で振り返り、俺に数本の缶ビールを手渡しながらそう請合った。

その理屈はなんなんだ?
酒が入ると一体どうなるんだ?

そんな疑問を持ちながら、二人で手分けして数本の缶ビールを抱え持っていくと、着替えに部屋へ行っていた布礼田さんがジャージ姿になって席についていた。
「さぁ、始めましょうか」
管理人さんの「待て」が解かれ、「よし」の合図でやっと食事のスタートだ。
一斉にプシュと缶ビールをあける音。
仕事帰りの布礼田さんは、おいしそうにゴクゴクと喉を鳴らして冷えたビールを一気に飲みほし、二本目に手をかけた。
俺の前にもあるけれど、コレは俺が飲んでいいのだろうか?
キョロキョロと様子を伺って見ると、お隣の羽墨さんが「ん」っと俺に向って咥え煙草を上下に動かしたのが目に入った。
「えっとぉ……」
「飲めんだろ?ホレ」
勿論酒ぐらい飲める。
俺も酒は嫌いではない。
だけど……
長身の体を管理人さんから影になるようにテーブルに大きく迫り出しプルタブを開けた缶ビールを手渡してくれた。
「ん」
「ども」
まぁいいか、にっこり受け取り口に含もうとした時、
「江琉陸君」
「っはい!!!!」
この数時間で既に条件反射になってしまってったのか、一口も飲んでいない缶ビールをすばやくテーブルに置き、ピンと背筋が伸ばして声の主に顔を向ける。
「自己紹介がまだだったわね。いいかしら?」
笑っているけど少し怖いと感じるのは何でだろう?
今は深く考えちゃいけない。
「みんなに紹介するわ」
管理人さんの透る声が聞こえて意識を戻した。
「今日引っ越してきた新しい住人の江琉陸君です」
「今日からここでお世話になります。江琉陸エドワードです。よろしくお願いします」



いまだ出番なしが約一名………。
あれれ?


2007/8/13(月)
   ようこそ!ヱびす荘へ[3]  ..No.22


「引っ越して最初の日だから親睦を兼ねて一緒に食べましょう」
管理人さんが夕食に誘ってくれた。
ここでは、食事は1階の台所で各自仕度をし、その続きになっているダイニングルームで食べることになっている。
基本的には自炊だけど、朝は言っておけば管理人さんが「ついで」に作ってくれるらしい。


午後7時。
荷物の整理といってもたいしてモノがある訳ではない。
本がつめてあるダンボールは以外は中味を出して、備え置きの箪笥のなかに着替え等をしまえば、ほとんどおしまいだった。
空箱は潰して端にまとめて置けば、布団を敷くスペースがひろがった。
腕時計を見れば、現在6時45分。
言われた時刻よりちょっと早いけどあらかた片づけも終わっているので1階へ降りていくとワイワイと人の気配がした。
「あ、きたきた」
さっき会った古井さんが、こっちこっちとダイニングから手を振ってくれている。
台所の方ではノッポの男の人がくわえ煙草しながら管理人さんのかたわらに立って料理の手伝って(というよりは覗き込んで邪魔して)いる様子だ。
管理人さんが強火にかけたフライパンに向っている背後でノッポが唐揚げに手を伸ばそうとしていた。
ピシャリ!!
「まだ食事の時間ではないはずだけど?」
管理人さんは湯気がまだたっている木杓子を持って、にっこりと振り向いた。
「あ〜……、すんません。旨そうなんでちょっと味見でもと思ったンスけど」
笑ってても容赦なく痛そうなのが赤くなっている右手の甲で判った。
「あなたのは『味見』ではなくて、『盗み喰い』というのよ。ハイもう一品できたわ。どうせならこちらを『味見』してみる?」
その手に渡されたのは白い湯気がもうもうと立っている出来立ての麻婆豆腐。
「さぁ、それを持っていって、そろそろ食器も並べて頂戴」
「……アイサー」
「あ、僕も手伝いますよ」
「あ…、俺もナニか……」
古井さんが台所へ行くので俺も後についていった。
「ありがとう。それじゃあ一緒にお皿出してくれる?」
管理人さんが食器棚をさして言った。
「分かりました」
「お、サンキュー」
台所とダイニングを行ったり来たりしている二人のあとについて運んでいると、のっぽさんがすれ違いザマくわえ煙草を上下に動かしながら礼を言った。
「羽墨さん、今日は何人ですかね?」
古井さんがくわえ煙草の人に尋ねた。
ふ〜ん、この人は『はぼく』さんというのか……。
「確か布礼田は今朝『休日出だぁ〜』って嘆いてたなぁ、そんであの人は今日も遅いだろうから、1、2……、全部で5人だ」
はぼくさんは指を折りながら数え上げていき、参加人数を割り出した。
参加者5人、欠席者2人、合わせてココに住んでいるのは7人。
食器棚から必要な数だけ箸やガラスコップ、いくつかの銘々皿を適当に取り出して次々とテーブルへ運んでいくと、料理の方も出来上がったようで、管理人さんがエプロンを外しているのが見えた。
大きなオークのテーブルに8客の椅子が並べてある。
おのおの決まっている席があるだろうから窓際の方でじっとたっていると
「こっちこっち」
はぼくさんが隣に手招きしてくれた。
玄関が開く音がして、また一人現れた。
「あ、始まっちゃいましたか?」
コンプレックスを刺激するように背の高い細めの男性がちょっとかがみながら大きなビニール袋を引っさげて現れた。
「波留間さん、大丈夫ですよ」
古井さんは立ち上がり、その袋を預かり台所の方へ消える。
ビニール袋からガサゴソとなにやら取り出している。どうやらお酒の買出しに行っていたらしく、ビール等を冷蔵庫にしまっていた。
「ご苦労さん、ひとりで重かっただろう」
「いや、途中で布礼田さんにあったから少し持ってもらいましたよ」
波留間さんの後ろからスーツ姿のこれまた縦にも横にも体格のいい人がネクタイを緩めながら「よぉ」と袋を掲げて入ってきた。



今回の登場人物は

〇羽墨 ジャン(『はぼく』にするか『はすみ』とするか……)
〇波留間 ヴァトー(『はるま』さんでいいかな?)
〇布礼田 ハイマンス(そのまま『ぶれだ』さんです)

モウ、こじづけもいいところデス(~_~ゞ)
さぁ、ここまで出揃いました。最後の一人は………出てくるのか?


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