| 初めまして。常陸とその周辺の城館跡を訪れる際に度々参考にさせていただいております。有難うございます。 先日「茨城県の山」(2016年版)に目を通していた所、桜川市の雨引観音背後の雨引山は別名が竜蓋山であるとの記述がありました。気になったので行ってみると、“関東ふれあいの道”の整備に伴ってか改変されている所もありますが、山頂(409m)の東西に堀切状の溝が1条ずつ、周辺に腰郭のような削平地が幾つか見られました。 帰路、笠間市立笠間図書館で「大和村史」を繙いてみると“天正年間に対・笠間氏戦で益子氏支援に派遣された結城家臣で橋本城将の片見伊賀守晴信が雨引山に砦を築く云々”との記述がありました。この砦の跡なのかも知れません。
遺構(?)はともかく、山頂からの眺望は素晴らしいので、それなりの満足感は得られると愚考します。もし未訪でしたら、差し出がましいようですが、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
一応、雨引山北東側の292mのピーク、南東側の392mのピーク、その先の南南東にピークにも足を延ばしてみましたが、遺構の様な物は見当らず。西側の341mのピークはNTTの電波(?)施設によって改変されておりよく判りませんでした。更に西の丸山や、北の橋本城に続く尾根には行っておりません。
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..2017/02/04(土) 12:48 No.260 |
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