| 飯島研究室 修士1年生 三田沙永子
高木さん貴重なお話ありがとうございました。 「JIA25年賞」を受賞された「百合丘ヴィレッジ」は、斜面をうまく生かしたダイナミックな設計が印象的でした。30年近くたっても環境が良くなっているということが素晴らしいと思いました。建築が出来上がった時の環境のみならず、年月とともに変わっていく環境までも考慮し設計していくことは大切なことだと改めて感じました。作品をいくつか拝見し、すみずみまで細かく設計してしまうのではなく、実際にその住宅に住む人が自分の生活に合わせ自由にアレンジできるような空間づくりを心がけているということがよく分かりました。「この家に本当に住みたいと思うか。」ということを住む人の立場になって考えることによって、長年愛される住宅というのが生まれるのだと思います。また、高木さんの設計されたエレベーターの無い住宅に住まわれていた方が、年をとって住むことがきつくなった時、別のエレベーターが有る高木さんの設計された住宅に引っ越されたというお話が印象的でした。最後にお話しされていた、過去にできた建築を真似するのではなく未来の建築を設計すること、さらに常識に捕われるのではなく、自分の住みたい寸法で設計することを心にとめ、これからの設計に生かしていければと思います。 |
..2013/01/02(水) 21:39 No.114 |
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