| | ランドスケープデザイナーと建築家とで決定的に違うことは何なのか、私も以前から考えていました。建築家が植栽を計画することは度々ありますし、ランドスケープの事務所でハードの設計に携わることも珍しくはなく、はっきりとした住み分けはないと思っていたのですが、波多江さんのおっしゃっていた「ランドスケープの現場は建築が終わってから始まる」という基準はシンプルでわかりやすく、またこれはランドスケープという概念を世界に広めたアメリカだからこそ明確な住み分けがされているのかなとも思いました。しかし、日本では古くから寺社仏閣の建築においては宮大工と造園業とで同じような関係性を持っていたにも関わらず、現代になり建築家とランドスケープデザイナーとが共同でプロジェクトを行うことがまだ一般的な手法となっていないことには疑問を感じます。経験の少ない建築家が気候や土壌や植物の性質を知らずに植栽計画を行うと、植物を枯らしたり生態系に影響を与えて環境を悪化させてしまうことがあると聞いたことがありますが、これには日本の建築界ではまだランドスケープデザイナーの可能性が充分に浸透していないことを考えさせられます。 また植える植物を選ぶ際に環境ごとに示されたゾーンの中から選択する、というお話は大変勉強になりました。今後、視覚的にだけでなくあらゆる条件下で植栽環境を考えた設計を、建築デザインと合わせて行っていければ良いと思います。 最後に質問ですが、波多江さんは建築家とランドスケープデザイナーのデザインにおける考え方として異なる点はなんだと思いますか?ご意見いただけると大変嬉しく思います。 今回は貴重なお話をありがとうございました。
DM-11002 秋山佳那 |
| ..2011/12/08(木) 15:07 No.174 |
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