建築デザイン特論2012

@9月11日 谷口宗彦
オリエンテーション:母校の歴史について考える
「工手学校ー近代建築をささえた建築家の系譜ー工学院大学」

A9月19日 田島則行 tele-design主宰
「TOKYO CATALYST」

B10月17日 今村創平 アトリエ・イマム一級建築士事務所主宰
「世界の空間のデザイン教育」

C11月7日 平賀達也 ランドスケープ・プラス主宰
「ランドスケープデザイン」

D11月21日 伊藤潤一 伊藤潤一都市設計事務所主宰
「福祉施設と空間デザイン」

E12月5日 於保英作
「ユニバーサルデザインについて」

F12月19日 高木雅行 アルキノーバ主宰
「愛され続ける環境と一体なすまいづくり:JIA 25年賞受賞の意義」

 
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 愛され続ける環境と一体なすまいづくり:JIA 25年賞受賞の意義    ..振角 俊輔  返信
      2013/01/21(月) 05:40  No.117
 
 
飯島研究室 修士1年 振角俊輔

高木さん、この度は貴重なお話をありがとうございました。
ゆりが丘ヴィレッジのお話が大変勉強になりました。
「その場、その場の時代の流行で設計をしていくのではなく、未来の建築を見据えて設計に臨む事が大切である。」という言葉が身にしみました。
JIA25年賞は、25年以上に亘って「長く地域の環境に貢献し、風雪に耐えて美しく維持され、社会に対して建築の意義を語りかけてきた建築物」を表彰するものであり、実際に写真やお話の中からも地域に長く愛され、より魅力的に変化を遂げていることが伝わってきました。そして、その言葉からもただ建築を設計し、建物を引き渡して終わりではなく、その後も設計した建築物、施主との人間関係を大切にしていく高木さんの設計と施主との姿勢を感じ取る事ができました。
自分の住みたい建築を考え、施主の立場になることでよりよい建築を追求する事、自分が建てた建築に責任を持つ事を実行していくのは簡単な用で大変難しい事だと思います。それが実行されている作品を見て、改めて建築家の大切さを感じる事ができました。ありがとうございました。



 愛され続ける環境と一体なすまいづくり:JIA 25年賞受賞の意義    ..伊東孝文  返信
      2013/01/08(火) 01:34  No.116
 
 
木下研究室 修士1年 伊東孝文

高木さん、貴重なレクチャーありがとうございました。
百合ヶ丘ヴィレッジのお話とても興味深かったです。スクラップアンドビルド等によって建築寿命が短い日本において、竣工から約30年たった現在も住人にこよなく愛され、そして環境が当時より良くなっていることにとても驚きました。この建築はコンクリートでできているので、木材等と違って素材本来のもつ素晴らしい経年変化はありませんが、素材ではない、この建築を取り巻く環境の素晴らしい経年変化が見て取れました。梁と柱を出さないようにして生まれたフレキシブルなプランや、庭の配置、緑化を防水のために有効活用するなど、テクニカルな面もこの建築を取り巻く環境にリンクしていてとても素晴らしいと感じました。
このレクチャーで一番驚いた点ですが、この集合住宅は傾斜地に建っているにもかかわらず、エレベーターがありません。登りやすいように階段は設計されているけど、それでもたぶん高齢者にとってはきつい。住民はそれを理解した上で、自分が住めなくなったときには引っ越すという気持ちを持っていることに、とても興味をもちました。バリアフリーが騒がれている時代において、このような事が起きていることに驚愕しました。便利ではない代わりに、本当にここが好きな人が住んでいるのだなと感じました。環境と建築のもつ関係の重要性を改めて認識できました。



 ユニバーサルデザインについて    ..伊東孝文  返信
      2013/01/06(日) 04:48  No.115
 
 
木下研究室 修士1年 伊東孝文

於保さん貴重なレクチャーどうもありがとうございました。投稿が遅くなってしまいすみません。

レクチャーを聞いていて、ユニバーサルデザインとは改めて大変な意匠設計だと感じました。まずたくさんの検証を行わなければならないし、そして何より多くの人々がそれを良いと感じなければいけません。また使いやすさは時が経つにつれ変わってくるものなので、それは日々研究され改良されていくのだと思います。そうした多くのスタディーから導かれたユニバーサルデザインは、私たちの日々の生活をより良くしてくれるとても素晴らしいものだと感じました。
しかし一方で、ユニバーサルデザインは誰もが使いやすいというコンセプトのもとに考えられているため、多くの人々に対応できるようになっているわけですが、これが結果として世の中のモノが画一的な方向に向かう新たな原因になってしまうのではないかとも感じます。誰にでも対応できるという事はすごく良いことだけど、それを追求した先には、より均質化した世界が生まれてしまうのではないか、という危険を感じています。誰でも便利に使えるものは、大量生産され世の中に浸透していく可能性が大いにあります。
とはいえ、使いやすい事はとても大切な事だと思います。うまくは言えませんがバランスが大事なのだと思います。今後はユニバーサルデザインについて知見を深め、今わたしが感じている疑問について考えていきたいと思います。



 愛され続ける環境と一体なすまいづくり:JIA 25年賞受賞の意義    ..三田沙永子  返信
      2013/01/02(水) 21:39  No.114
 
 
飯島研究室 修士1年生 三田沙永子

高木さん貴重なお話ありがとうございました。
「JIA25年賞」を受賞された「百合丘ヴィレッジ」は、斜面をうまく生かしたダイナミックな設計が印象的でした。30年近くたっても環境が良くなっているということが素晴らしいと思いました。建築が出来上がった時の環境のみならず、年月とともに変わっていく環境までも考慮し設計していくことは大切なことだと改めて感じました。作品をいくつか拝見し、すみずみまで細かく設計してしまうのではなく、実際にその住宅に住む人が自分の生活に合わせ自由にアレンジできるような空間づくりを心がけているということがよく分かりました。「この家に本当に住みたいと思うか。」ということを住む人の立場になって考えることによって、長年愛される住宅というのが生まれるのだと思います。また、高木さんの設計されたエレベーターの無い住宅に住まわれていた方が、年をとって住むことがきつくなった時、別のエレベーターが有る高木さんの設計された住宅に引っ越されたというお話が印象的でした。最後にお話しされていた、過去にできた建築を真似するのではなく未来の建築を設計すること、さらに常識に捕われるのではなく、自分の住みたい寸法で設計することを心にとめ、これからの設計に生かしていければと思います。



 ユニバーサルデザインについて    ..宮内 知也  返信
      2012/12/31(月) 00:49  No.113
 
 
飯島研究室 修士1年生 宮内知也

於保さん
貴重な講義有難うございました。
ユニバーサルデザインという言葉は聞いたことがありましたが、具体的に何がユニバーサルデザインにあたるのかは分かっていませんでした。(誰もが使いやすい)という曖昧な考え方で曖昧でした。
ユニバーサルデザインとは、障害者やそうでない方も、使いやすいとはいえ障害者の方に使いやすくてもその他は使いにくい、またはその逆もありえるとおもいます。ユニバーサルデザインと定義されている中にも、そうとはいえないものがある理由が講義を聞いて理解が出来ました。
エレベーターやエスカレーターの話がありましたが。階段があり、エスカレーターがありエレベーターがあり写真を見ただけで少し違和感がありました。時代的に技術が進歩したことにより、必要とされる移動手段が密集することがいいことなのかは、疑問視されるところかもしれないと感じました。トイレの話もそうで、必要なボタンが壁にたくさん集まり、新設が逆に、わかりずらいデザインになってしまっていることが問題になっていることかもしれません。ユニバーサルデザインについて考え直せるいい機会ができてとてもよかったです。有難うございました。





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