建築デザイン特論2011

@9月21日 横田歴男 横田歴男建築設計事務所 所長
「就活最前線〜ポートフォリオ作成術〜」

A10月5日 川口通正 川口通正建築研究所 所長
「究極の条件からの住空間づくり」

B10月19日 半田雅俊 半田雅俊設計事務所 所長
「これからの住まい」

C11月2日 菊竹雪 スーパーグラフィックデザイナー
「環境とデザインについて」

D11月5日 朝田志郎 日建設計 設計部長
「住環境と大規模開発」

E11月30日 佐藤健 日建設計 設計部長
「組織事務所と大型施設計画」

F12月7日 波多江宏 ランドスケープアーキテクト
「米国ランドスケープ教育と実務」

 
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 ランドスケープの設計手法について    ..小切山孝治  返信
      2011/12/27(火) 22:42  No.207
 
 
投稿が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
ランドスケープの話は今まで興味がありましたが講義の中で紹介されたシートの完成度には驚かされました。僕らが建築の設計をする際でも生かせるアイデアがたくさんあると感じました。
波多江さんのランドスケープはとても建築的な論理で構成されていると感じました。視線の動きを人の動き方に合わせて構成されたダイヤグラムなど建築のダイヤグラムなどで使われていても自然なものが多かった印象です。その上で、その表現の仕方がストレートでとてもわかりやすかったです。
ダイヤグラムや論理からの発展の話でいえばランドスケープデザインは建築よりもその過程が直接的だと感じたのですが、どうでしょうか。建築はダイヤグラムや論理からある程度の飛躍があった形で形態や空間が生み出されている印象を持っていますし、論理を全て設計に挿入してしまうことに抵抗があります。ですが、波多江さんのランドスケープのシートはダイヤグラムがそのままの形でランドスケープになっているように見えました。これはランドスケープが特殊なのでしょうか、とても興味があります。よろしくお願いします。

dm11016 小切山孝治



 無題    ..佐藤浩介  返信
      2011/12/25(日) 16:36  No.206
 
 
 投稿が大変遅くなり、申し訳ございません。
 繊細なタッチの線描からデジタルコラージュを用いたCGに至るまで、多彩なビジュアル表現による「見る」講義が印象的で、冒頭の目を瞑ってサイトを歩き回り、感じ取られた要素を表現した半円状の図など、関心深い図をいくつか模写させて頂きました。
 アメリカの大学院における教育の中で、各々の感性を養いながら、それぞれの意図するところを他人に伝えることとビジュアル化を並行して行う課題をご紹介されましたが、大変興味深く思いました。私は場所から感じ取られることを分析し、伝えるための表現として立断面のスケッチを用いることが多く、可能な限り具体化してわかりやすく表現しようとしますが、そのサイトの持っている私的(詩的と言い切れないようなもの・客観性には欠くかもしれないもの)な興味深い感覚、例えば「雰囲気」とか「趣味性」「(即興的な)シーン」などといったものが必ずしも盛り込めているとは言い切れないし、言語表現が苦手なこともあって伝えきれていない部分があり、反省することが多くあります。場所や風景における抽象的な概念は説明しづらいが、抗いがたい魅力があり、その証明としてものをつくるインスピレーションになっていること、「雰囲気」といった抽象概念が一般的な共通言語であること考えると、それらと積極的に向き合って行く必要があるように思うのです。
 グラフィックなどのビジュアル表現は言語に代わる魅力的な媒体であり、今回の講義を受けた上での今後のチャレンジとして、具体的な表現と共にやや抽象的でありつつも、ロマンティックな人の目を惹き付けるような絵力のある表現の研究と実践を行っていきたいと思っています。
 興味深いお話と表現をご教授いただき、ありがとうございました。また投稿が大変遅くなってしまったことを重ねてお詫び致します。

DM-11032 佐藤 浩介



 米国ランドスケープ教育と実務    ..秋山佳那  返信
      2011/12/08(木) 15:07  No.174
 
 
ランドスケープデザイナーと建築家とで決定的に違うことは何なのか、私も以前から考えていました。建築家が植栽を計画することは度々ありますし、ランドスケープの事務所でハードの設計に携わることも珍しくはなく、はっきりとした住み分けはないと思っていたのですが、波多江さんのおっしゃっていた「ランドスケープの現場は建築が終わってから始まる」という基準はシンプルでわかりやすく、またこれはランドスケープという概念を世界に広めたアメリカだからこそ明確な住み分けがされているのかなとも思いました。しかし、日本では古くから寺社仏閣の建築においては宮大工と造園業とで同じような関係性を持っていたにも関わらず、現代になり建築家とランドスケープデザイナーとが共同でプロジェクトを行うことがまだ一般的な手法となっていないことには疑問を感じます。経験の少ない建築家が気候や土壌や植物の性質を知らずに植栽計画を行うと、植物を枯らしたり生態系に影響を与えて環境を悪化させてしまうことがあると聞いたことがありますが、これには日本の建築界ではまだランドスケープデザイナーの可能性が充分に浸透していないことを考えさせられます。
また植える植物を選ぶ際に環境ごとに示されたゾーンの中から選択する、というお話は大変勉強になりました。今後、視覚的にだけでなくあらゆる条件下で植栽環境を考えた設計を、建築デザインと合わせて行っていければ良いと思います。
最後に質問ですが、波多江さんは建築家とランドスケープデザイナーのデザインにおける考え方として異なる点はなんだと思いますか?ご意見いただけると大変嬉しく思います。
今回は貴重なお話をありがとうございました。

DM-11002 秋山佳那

 Re:米国ランドスケープ教育と実務    ..波多江 宏 
        2011/12/21(水) 23:12  No.205
 
 
質問ありがとう御座います。
建築とランドスケープのデザイン思考の違いについてですが。基本的には規模の違いは在りますが、同じであると考えています。建築は与えられた敷地内での環境を含めて分析し、どのような空間(外部空間を含めて)を形成するか。ランドスケープは与えられた敷地、建築だけではなく、地域や町並み、そしてその地域の仕組みに至るまでを視野に入れて多角な見地から分析し、全体空間をプログラムするものだと思っています。よく考える事ですが、ランドスケープのサイトはその地域全体の背景の一部であるという事を念頭に置いています。



 プレゼテーションの重要性    ..川村健介  返信
      2011/12/08(木) 19:03  No.175
 
 
今回の講義では、アメリカの大学院においてどのように教育がされているか、その課題に関するお話は大変興味深く、勉強になりました。
なによりもかっこいいプレゼンが大事にされていると仰っていましたが、日本における課題への評価とは異なるように思いました。もちろんそれだけで評価が決まるとは思いませんが、波多江さんのお話では美しいプレゼンテーションに対する比率は大きいように思います。日本においても作品を評価される際に必要だとは思うのですが、なにを表現しているか相手に伝える手段として必要なのであって目的ではないと思います。この違いは建築家やランドスケープアーキテクトなどの一般の人からの認識の違いでもあるような気がします、前回の講義で日建設計の佐藤さんが仰っていたのですが、海外の建築家と日本の組織事務所が同じ規模の計画を行うと報酬は4倍近く違うと仰っていました。波多江さんは、アメリカと日本の両方で実務を経験されていますが、クライアントまたは一般の人から、設計者に対する認識に違いはあるのでしょうか?
また、敷地に対して理解をする事の重要性、その手法を知る事が何よりも先であるというのはとても納得のいくお話でした。プレゼンテーションを重視する一方で敷地に対する理解を重視するというのは、そのまま実務においても必要な事だと感じる事ができました、今回は貴重な講義をありがとうございました。

DM11021 川村健介

 Re:プレゼテーションの重要性    ..波多江 宏 
        2011/12/21(水) 22:14  No.204
 
 
設計者に対する一般的な認識の違いを具体的に表現しているかどうかわかりませんが、例えば、サラリーを考えると建築家とランドスケープデザイナーのサラリーには大きな差があります。(税金の平均計算値として)もちろん建築家の方が1.5倍近く多いです。ただクライアントからすれば、強情な建築家と柔軟なランドみたいに思われていると聴いた事が在ります。



 米国ランドスケープ教育と実務    ..古俣尚志  返信
      2011/12/12(月) 21:54  No.179
 
 
アメリカでのランドスケープの教育課題から実務の紹介は、なかなか知ることができないのでとても新鮮な気持ちになりました。中でも課題を自分なりに解釈して答えるという課題は印象的でした。紹介された課題の中のサイトの最理解という課題は、自分の感性を磨くために効果的な課題であると考えました。とても難しい課題ではありますが、自分なりに考えてみたくなる課題でもありました。プレゼンテーションの話が途中で出ましたが、色や画像のプロポーションといったものの重要性が特に感じました。波多江さんのかっこ良く、美しいプレゼンテーションを今後参考にしてみたいと思いました。
「ランドスケープ」は、日々変化していくもの。どう変化させていくのか?ということが醍醐味であるという言葉が心に残りました。一棟の建築を建てるにもその周辺の環境、ランドスケープも変化してくる。決まったランドスケープはあらず、それを見越して計画する。日々変化していくランドスケープという分野により関心を持つことが出来ました。波多江さんは、日本とアメリカで実務を行ってきて、ランドスケープに対する何か違いを感じたことなどはありましたか?貴重なご講義ありがとうございました。

 Re:米国ランドスケープ教育と実務    ..波多江 宏 
        2011/12/21(水) 21:19  No.203
 
 
質問有難う御座います。僕が日本で建築をやっている頃は僕の勉強不足も在りますが、ランドスケープというか造園計画は敷地の埋まっていない空間に外構計画をはめ込み、緑を配する事で建物の見え方を活性化すると理解していました。日本の場合ランドスケープの設計範囲は敷地内で完結し道路側の緑は役所の都市計画課で決まったものをはめ込むというようなものだと思いますが、アメリカでは頻繁に役所がデザイナーに依頼する事が多く、したがってその敷地内のみならず、アプローチの道路や歩道の緑化まで考えられるので、地域という大きな物からデザインを考えることができ、デザインの幅も広がりますし、空間のあり方も時空を超えて考えられると思います。





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