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バッカナール

GAME  RULE  PLAY

ルールに従ってゲームを組み立てること。

1、ルールを破るとゲームが崩れます。
2、ルールを知らなくてもプレイできます。
3、ルールを無断で変更してもかまいません。


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▼  少年期 [返信] [引用]
ローロー   ++ ..2020/03/13(金) 19:58 [1362]
 
僕が僕の世界について語らなければならないときに
僕の台本は いつも真っ白だ

でも本当は いつだってそうだ
僕の台本に台詞を書き込むときがあれば
それはさながら だれかの言葉だもの
そんな夜には暖めてほしい
僕の冷えたつま先

[1363] 青年期
himaring   ++ ..2020/03/14(土) 02:57
 

自己の世界は立体的で
しかも動いているのに
渡されたのは四角いキャンバス
OK
この枠で勝負しろってか
制限時間は非表示で
コストもリターンも非表示か
OK
ピカソのキュビズム召喚
見えない場所も描いていいのか
透明な内面を吐露していいのか
OK
ヒエログリフで流れを表現
コマで割って決め台詞をどん!
伏線張って天丼挟んでオチをどん!

言葉回路が生んだシンギュラリティ
画像処理が生んだ神技術的特異点
身体と精神と行動パターンは変容し
きゃあ!ステキ!抱いて!
じゃあ、とりま、あったまろうか。

知恵と生命の果てにどん!
絶対と運命のその先にどん!
堕落と破滅のその先にもどん!

[1364] 中年期
ローロー   ++ ..2020/03/15(日) 22:25
 

増え続けたメトロノーム
一つずつ目覚めの視界に溶け
やがて一つだけ残り
いつしか動かなくなる

不死鳥は夜飛ぶ
肌寒い風で生まれたての星を撫でながら
拡散と収束の旅の果てに
全ての愚かな宝石に
忘れられることを望みながら

トノサマバッタがいる
昼下がりのスクランブル交差点で
明日には乗り換える惑星に
如才なく目星をつけている

先程一粒だけの雨が降った訳だが
奇しくもそれは僕の鼻先を掠めたのだが
一秒後には忘れる運命にあるだろうし
何よりも僕は
この身に起こる不幸を許しはじめている

[1365] カリ・モノ・キョ・ウソ
himaring   ++ ..2020/03/22(日) 13:49
 

凶相・教祖・今日も嘘
コソコソ・窮鼠・急なクソ
今日も始まる狩り獲物競争

 書かれた紙には
「ショートのおんなのこ」
 目の前のベリーショートにひざまづき
 ゴールテープに切り込んで
 停まったタクシーに飛び乗れば
 とりあえずの街でおり
 なんとなくの店に吸われて
 とりあえずのメニューを頼む

 これが、なんと!
 並んだ料理がぜんぶ美味い
 通いたくなるよな丁度いい内装
 窓の外の和んだ街並み
 目の前のおんなのこに惚れ惚れとする

 やがて
 借りた金を返し終え
 借りた言葉も全て尽き
 借りた身体もほど枯れる

 絶品・絶景・空前絶後
 今度は何を借りようか?

[1366] トキシックジェネレイション
ローロー   ++ ..2020/03/25(水) 17:50
 

憎みあい 罵りあい
浴び続けたハラスメントの数々
もう許さん これっきりだと
道はわかたれて 二度と会うことはない

そんな折から数年経ったある日
あいつの言葉を使っている自分に気づく
あいつの哲学を辿っている自分に気づく
歳の差は辰年と未年なみに離れていたが
ひょっとして 俺にも未年が来たのか?

なぜにもうちょっと
優しくしてあげられなかったのかと
今ならあいつの気持ち
汲んでやれるのにと

センチに浸る今の俺にも
けして許せぬやつがいる



▼  肥えた眼 [返信] [引用]
ローロー   ++ ..2020/02/24(月) 12:28 [1357]
 
私はひばり 旅をする
地に根をはれる 暖かい場所へ
私はイルカ 旅をする
この肌きらめく 光指す場所へ

ならば僕は
肉眼のため 旅をする
逃避と義務のはざまで揺れる
大都会で 夜明けと黄昏見るために

肉眼のため旅をする
沈黙と産声 色分ける
広い牧場で 白いため息見るために

僕の肉眼 あわよくば
大粒の涙こらえて帰る
沢山の涙したためたこの眼
あなたの舌で転がして
毎夜毎夜 静かに嗜むこの飴玉
僕のこの身を今も動かす
内なる悪魔の嗜みに

[1358] ドリフトプリンター
himarin    ++ ..2020/02/25(火) 21:55
 

僕の目に映るのは
母が縫った雑巾
妻が買ったテレビ
娘が残した絵手紙

僕の目に映るのは
誰かが開いた田畑
誰かが建てた寺院
誰かが埋めた湿地

命令のまま労働するロボットよ
広告のまま消費するアニマルよ
全てを捨て浮遊するデラシネよ
・・・このままで行く
・・・そのままで行こう

僕の観察力
僕の想像力
僕の実行力
僕の生きた跡
誰かが見てくれるだろうか
君が見てくれるだろうか

その眼球に飛び込んだ心象こそ
その眼球から放たれる新章
この惑星を上書きしてやろう
この意識を上書きしてやろう
この星をテラフォーミングしたプランクトンのように
この心をテラフォーミングしたアルケミストのように

[1359] 肥眼話〜ヒガンバナ〜
ローロー   ++ ..2020/02/27(木) 22:51
 

幾多の国を越え 幾多の山河を越え
幾多の夏を抱き 幾多の冬に抱かれて

新しい風景を得ることは もはやなく
それ以上に 新しい見方に気付き続ける

太陽よりも北風が好きな自分
静寂よりも喧騒に安らぐことへの不思議

僕の眼は増え続ける
たった一組のキャンディでは終わらない
もはや蜘蛛の眼 トンボの眼
夥しく映える宝石のカラットに包まれ
研磨を重ね やがて純粋な球体となり
泣かずとも 涙の価値を知るだろう

この世の物とは思えない豊かな虹彩を
肥えた眼として「ヒガン」と呼ぶ




[1360] 囚人のジ・レンマ
himaring   ++ ..2020/03/02(月) 00:37
 

神は居るのか?居ないのか?
神は要るのか?要らないのか?

 相棒と二人でやったデカい山
 盗んだ金を隠した後に二人同時に捕まった
 証拠のない刑事は取引を持ちかける
「相棒を売ればお前だけは出してやるぜ」

 拘留期限は2週間
 黙秘を続けりゃ二人同時に出られる寸法
 賢い俺たちには造作もないこと
 しかし疑心も湧き上がる
(俺を売った相棒はいまごろ
 大金抱えて空を飛んでいるかも)

囚われた俺の目と耳には
相棒の今の心を知るすべはない
俺にあるのは相棒の手の記憶
相棒の全体重を支え
相棒に全体重を任せたあの手の感触

世界を飛び回った大泥棒
そんな俺にも
世界全体は広大で見渡せなかったし
世界全体は深淵で聞き通せなかった
しかし、この手で
今でも全体を掴んでいる
今でも全体を押すことをできる
今でも全体に掴まれている
今でも全体に押されることができる
相棒を信じる心も
相棒を疑う心も
とうの昔に要らなくなった

悲願達成の日まで
俺は黙って鬼と仏を聞き流す

[1361] 荒野へ
ローロー   ++ ..2020/03/03(火) 11:30
 

ううあうう
うおうおううう

眼なんて肥やすんじゃなかった

地平線の向こう側 水平線の彼方まで
知ったところで何になると
核たる本質など どこにもなくて
あらゆる全てが舞台装置

僕達は何をしても 誂えられて演じる他なく

進んでいるのか?さまよってるのか?
解っているのか?探してるのか?
ただ一つだけできる抵抗は
飢えを修める自足の念だけ
負けを惜しんで唾液を飲んで
明日からまた世に生かされるだけ

目の前のあなたさえ 何かのために在って
それはもしかしたら僕だけのためではなくて

ううあうう
うおうおううう

陳列された散文の意識に
この眼を潰せと影がよぎるよ
光をなくすことは諦めなのか
あるいは不退転の飛躍のためか
それでも懲りずに旅をするなら
紡ぐ言葉も獣のそれに

ううあうう
うおうおううう
ううあうう
うおうおううう

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▼  ヒューマニズム [返信] [引用]
ローロー   ++ ..2020/01/04(土) 23:50 [1350]
 
これが人間なの?から
これが人間なの!に繋がり
はたまたこれが人間なの?に崩れ
たちまちこれが人間なの!に固まる

出会いと別れのいたちごっこ

[1351] メシアニズム・ブッディズム・アニミズム
himarin   ++ ..2020/01/12(日) 08:51
 

自らの7つの悪魔を炉に投げ入れて
自らの1つの神を作り出し

自らの6つの道は明らかとなり
自らも1つの仏と諦まる

万象の5つの行が相克し続け盛衰し続けても
森羅は増えも減りもしていない

宇宙にあまねく
重力・電磁気力・強い力・弱い力の四大精霊王よ

右肩の悪魔よ。
左肩の天使よ。
そして君よ。

僕たちは何を望む?

[1352] モード【ホモ・サピエンス】
himarin   ++ ..2020/01/12(日) 08:53
 

 睡眠欲があり、食欲があり、生欲がある。

 その欲望を果たした喜びがあり、
 その欲望が果たされない怒りと悲しみがあり、
 その喜びと怒りと哀しみを楽しむ感情がある。

 その喜びを得るために策を練り、
 その怒りを果たすために策を練り、
 その悲しみを癒すために策を練り、
 その全てを楽しみために策を練り、
 その策を試したい欲望がある。

 欲望・感情・考えの三気筒エンジン。
 その全てのバランスが取れた瞬間だけ
 我らに初めからセットされていた
 モード【ホモ・サピエンス】が起動する。

1、人間であること
2、非人間であること
3、その中間
4、それ以外

 この四つのモードが並列処理され続ける
【やすらぎ】と【おちつき】の静かなる回路。

僕の望みは・・・

[1353] 未来からの福音
ローロー   ++ ..2020/01/12(日) 18:42
 

見せてくれ
全身全霊で存在しようとする 君の臓腑の脈々
教えてくれ
その行使に基づく最果ての答えは
けしてシェアできないということ 孤独

君の中の査問会員たちが殺し会う
12人の澄ました顔に花が咲く 裂く
連鎖する刃の煌めきと負った傷の激しさで
生き残る一人の運命は蟲毒のそれに似て非なる

見せてくれ
裸一貫の勝者は君の喉元をよじ登り
やがては脳天に至って朝日のあたる黄昏苦悶

その時だ
生きることの意味は失われ
生きることの無意味が辞書から消え
吸って吐く 吸って吐く生ける管に成り果て

磔刑は逆さ吊りに切り替わり
君の脊髄は光る蛇に進化したのち忘れられ
その輪郭は薄れ
後光差し 黄昏苦悶の後光差し
この世から消えた証として
末永くに歴史に残るだろう





[1354] 生刑
ローロー   ++ ..2020/01/12(日) 18:48
 

獣の気持ちになるときに
僕のかたちが喰われて痛い

機械の気持ちになるときに
流れる血が止まって重い

霊の気持ちになるときに
孤独の冷たさ感じて寒い

鬼の気持ちになるときに
忘れられることよぎって悲しい

やってて良かった 苦悶式

[1355] 九頭コブラ、それぞれの功徳
himarin    ++ ..2020/01/15(水) 07:15
 

 慈:他者に刺さった棘を抜き
 悲:他者の悲しみを悲しんで
 喜:他者の喜びを喜べば
 捨:自他主客の境界など消え失せる

 菩提樹のした
 静かに自死をまつだけの夢から覚めても
 樹に巻きついていたコブラの声が耳に残る

「この園に鍵などない」

 窓を開けると
 今週の羊を断罪する怒号と笑い声
 テレビをつけると
 肉の咀嚼音と気の利いたコメント
 扉を開けると
 そこは
 お天道様に見張られ
 お神の声に牛耳られた
 所有と刑罰の務所
 天まで届く歪なツインピラミッドは大量の独房
 中には自死を待つだけの老若男女が
 静かに踞(うずくま)り微睡(まどろ)んでいる

「その孤毒に清められた血のリンゴを手渡せ」

 この血清は裸の少年のこれからを苦しめるかもしれず
 この林檎は裸の熟女のいままでを壊すかもしれないが
 檻と楼閣を消し、男と女を活かすかもしれない

[1356] 終わりの翌朝
ローロー   ++ ..2020/01/15(水) 17:35
 

石の分娩台から見上げた空
頬をつたう この涙は何なのか
夜明け前に星を吸い込み
夕暮れには全て吐き出す地の果てのそれ

九頭竜が教えた恐怖も
終末に歪む故郷の空も忘れて
今はもう新しい命だ

石の分娩台の上で
今はない約束を 思い出せなくなる
石の分娩台の上で
かつて頷いた言葉を かき消されて泣く

九頭竜の根元は 大きな旋毛になっていて
とても綺麗で汚れていて
慟哭するように震えていた

九頭竜の根元を辿ると
巨大な女神の頭に繋がっている
「私と一緒に垢にまみれて」と
嬉しい言葉を交わした気がする
気がするだけになって
石の分娩台の上で泣く


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▼  見えない魚 [返信] [引用]
ローロー   ++ ..2019/12/08(日) 17:45 [1345]
 
なにが なにが君をそんなに浮遊させると思う
妄想だよ
なにが なにが君をそんなに泳がせると思う
妄想だよ

閉じたまぶたの深海で
何も見えない深海で
最も白いオオウツボ
最も白い大虚慕
(それすら叶わぬ呼吸の典型)

君が吹かす不要な呼気が
群がり色づく尾ひれ背びれ
まぶたを閉じれば回遊し
波止場の街へと旅に出る

水面を超えれば想像は創造となる?
全体を晒せば創造は証明となる?

産まれたその刹に霧散する

息すれば たちまちに揮発するかたち
ウロコをまとった その手紙
陸にあがるずっと昔
かつては皆 不幸せな魚だったよ

[1346] クジラクション
竜胆ヒマワリ   ++ ..2019/12/13(金) 12:53
 

マウンティングと毛づくろいの演習は
アマ(天)からプロへ、またアマ(海)へ
競技と遊戯にブレながら
DNAの策と、その外を知る

サカナはヒレを捨て丘に上がり
クジラは四肢を捨て海に戻った
生命をいつだって道を見つける
シンポを断てよ
シッポを勃てよ
行けばわかるさケモノミチ
迷わず生けよイノチミチ

[1347] 別れ道
ローロー   ++ ..2019/12/13(金) 21:10
 

ありがとう 楽しかったよ
でもここからは別離の時だ
僕は魚になって海で生きるから
君は獣になって森で生きなさい

僕は冷たく静かな旅をするから
君は香気のひしめく家を守りなさい

僕たち二人 大きくなって
違う喜びと悲しみ 経てきたから
もう違う生き物
別れ道から芽吹く この先のこと

なあ 誰かのことを忘れてやしないか
苦虫噛み潰したような顔をして
朝が来る前にいなくなったアイツ
冬の風に痛そうな 白い翼広げて
知らない港に飛んでいったアイツ

アイツのこと 思い出せないから
いずれ君のことも忘れるから
ここから僕ら 別離の時だ


[1348] バイオルミネセンス
竜胆ヒマワリ   ++ ..2019/12/20(金) 02:21
 

その異生を見た瞬間
宿った火花は
僕を別の生き物に変えた

その育った火花を打ち明けた瞬間
光は
僕と君を別の生き物に変える

その育った火花を飲み込んだ瞬間
炎は
僕と君を別の生き方に変える

僕たちは
土から作られたエイリアンズ
僕たちの運命を変える火よ
僕たちの身体を変える光よ
お前のおかげで
僕たちはまた別の生き物

[1349] 砂浜
ローロー   ++ ..2019/12/21(土) 17:59
 

潮が満ち 夜光虫は明日を忌み
足裏の感触だけが砂浜をものがたる

月光は遮られ 天岩戸は閉ざされて
声なき魚の黒い目が満点の夜空に添えられる

沢山の鱗を剥いだ
この身の行く先知りたくて
欲しい言葉を求めてあぐね
毎夜打ち上げられる魚座の片割れ
苦虫噛んでむしり尽くした

砂利の音

夜の帳が君を型どる そこにいたのか
案外見つからないものだ
どうりでこんなに暗いのか
どうりでこんなに暗いのか

ずっと一緒にゃいれないが
君はどこに帰るのか
魚眼細工の冷たい底に
影をくねらせ帰るのか
影をくねらせ帰るのか




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▼  肉食 [返信] [引用]
ローロー   ++ ..2019/11/05(火) 14:36 [1342]
 
君は今 行かなければならない
新しい地平を今 獲得しなければならない
ただそこに 安住し
隣人をただ 愛するよりも
醜い笑顔で凱歌を歌い
革靴の底で泥濘を蹴りあげ
蹴りあげ

夜に俯瞰した地図の中を
翌朝にさまよい
磨耗した黒い肌で
赤い果実に垂涎するのだ

この世で一等に美しいものは
毎日風見鶏が回るように変わり
全ての北風を胸の中で飼い慣らし
媚態を晒す太陽を打ち砕きに行くのだ
行くのだ

[1343] 雑食
竜胆ヒマワリ   ++ ..2019/11/23(土) 16:31
 

この国と
この土との間に
張り巡った下水道
そこかしこに
一族の肉片が散らかっている

その死に無限の友情を感じては
添い寝し
少し囓り
添い寝し
少し囓り
そして
嘔吐する

その時
彼らの墓が示したその先から
腐葉土の香りを確かに嗅いだ
潮の香りを確かに嗅いだ

・・・
この人と
この獣との間に
張り巡った伽藍堂
そこかしこに
死が降り積もり
命が寄り添う空洞

こここそ我らのネズミーランド
ゴキブリどもの寝床であり
猫どもの狩り場
そして
未知なる風の通り道

行こう 月の光を頼りに
行こう 朝日の香りを頼りに

[1344] 月食
ローロー   ++ ..2019/11/24(日) 09:12
 

ピルグリムが始まる 解き放たれたいから
肉の味を覚え 無道に堕ちたあの時に
僕に絡みついた更なる束縛の鎖
衝動と本能の薫風が脳裏で唄う

人でありすぎた君が獣になる晩餐会
昼の帳に拒絶されたのなら
「月に吠える」矜持を贈ろう
その逃避を愛せる倒錯を贈ろう

君は今 行かなければならない

路地裏の紳士たちへ檄文を
下水道の伝令たちへ鏑矢を

この街に流れる薄汚い川に
灯籠の草舟を流し
朝が来る前に旅立とう

冷ややかに痺れる背中を貫く
あの月光が僕達の偶像だ
永遠に欠けない望月を求めて
ピルグリムが始まる いつか帰る新天地









No.Pass
Pass

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